どうも、ミラノです。
実はいろんな書きかけの記事があるのですが、どうもうまい具合にまとまらなくて困っています。
この記事も同じ運命を辿るかも?さすがに更新頻度もう少し上げたいんですけどねぇ。
【B2によるステップインフェイント→右ボディ→右アッパー→左ショート】※7:19~
《位置取り》
◆相手(マルチネス):赤
◆ロマチェンコ:青
※矢印はマルチネスが移動させられる方向

①ステップインと右リードフェイントで相手のタイミングを奪う
まずは自分のやりたいようにできる条件を整える作業です。
この時点でロマは自分から見て左側へマルチネスが移動してほしいと考えています。
②身体全体の軸をやや右に倒し、左半身を軸に右ボディ
そこで自分から軸を右に倒し、マルチネスが右へ移動するパターンを封じます。
右リードフェイントで顔面へ意識を集めたので、ボディショットから組み立てやすくなっています。
③マルチネスが左へ移動するのを見越し、反動を活かして同じ要領で右アッパー
最終的には反撃されずにターンを終えたいので、フィニッシュは顔面に持っていきたい。
ボディを狙う=頭の位置が近くなるということなので、スペースを作りたい。
そこで打ち込んだばかりの右拳を、今度は顔面へ突き上げます。
④マルチネスの上体が起きたところへ、右半身を軸に左ショート
右アッパーで終わるわけにはいきません。相手はロープ際にいます。
そうでなければ③で終わりでもいいですが、バックステップが使えない以上相手は状況を打開する方法を持ち合わせていません。
なので最後に左ショートを顔面に打ち込み、このコンビネーションを終えるわけです。
ここで僕のアカウントをフォローしている方なら耳に胼胝ができるほど聞いたワード、4スタンス理論の登場です。
ヒトの身体の使い方はA1、A2、B1、B2タイプに分類され、タイプによって得意不得意があるという興味深いものです。
B2サウスポーは体幹の稼働が収縮であることから、伸び上がるような左ストレートは打ちにくいという制限があります。
実際、ロマチェンコはパッキャオのようなギューンと伸びる左を打ち込みませんよね。単にリーチが短いからではなく、4スタンス理論上よろしくない打法なのです。
その代わり相手がロープ際に詰まって下がれない状況で、且つ左へ移動しようとしていれば、B2特有の収縮型左ストレートが綺麗に決まるわけです。
なのでこの状況においてロマチェンコは自分のタイプに合った条件を見事に揃えてこのコンビネーションを完遂したわけです。ノーダメージです。素晴らしい。
ちなみに、似たような状況で悲惨な目に遭う場合もあります。
ちょっとだけYoutubeでボクシングの映像を漁った方でもほとんどが見たことあると思います。
※追記※
下記はパッキャオをA1として解説を進めていますが、実際にはA2の可能性が高いようです。
Aタイプは共通して体幹の稼働が伸展であることから、A1をそのままA2と読み替えて差し支えないと思われます。
【B2によるバックステップ→右ワイドカウンター】※24:11~
このシーンにおける二人のポジションは上に載せたロマvsマルチネスのあの状況とほぼ同じですね。
パッキャオはA1タイプと考えられています。
A1タイプの体幹の稼働は伸展、つまりロマとは反対で身体が伸び上がるような動きの中でパンチを繰り出すと強打になります。
対するマルケスはおそらくB2タイプ。彼はカウンターの名手ですが、相手が踏み込んできたところを半歩下がったエネルギーでもって体幹を収縮させ、フックやアッパーで自在に迎え撃つ戦法が得意なのです。
これだけでもパッキャオとマルケスが異常に噛み合う理由の説明がつくと思います。
パッキャオは得意の体幹の伸展からの左ストレートを打ち込もうとしたところへ、マルケスによる半歩下がっての体幹の収縮を活かした右カウンターがジャストミートしてしまったということです。
じゃあどうしてロマのように右サイドから攻撃を展開しなかったのか。理由は単純で、必要以上に右サイドへ回ると得意の伸展型左ストレートが打てないからです。
【A1によるジャブ→伸展型左ストレート】※3:18~
【A1による左ヘッドスリップ→右ジャブ→伸展型左ストレート】※40:58~
これら2つのシーンからも分かると思いますが、パッキャオは相手の懐へ飛び込むように左ストレートを狙い打ちます。
バックギアの効きが悪いブローナーやフィジカルで劣るアルジェリなどにはこうして通用するのですが、どうもマルケスだけは…。
じゃあA1サウスポーはB2オーソドックスに対して分が悪いのか?決してそうではないと思います。
根拠はまだ見つけていませんが()
今回はこの辺にしときましょうか。動画も埋め込むと記事の長さが稼げますね!←
それではノシ
実はいろんな書きかけの記事があるのですが、どうもうまい具合にまとまらなくて困っています。
この記事も同じ運命を辿るかも?さすがに更新頻度もう少し上げたいんですけどねぇ。
【B2によるステップインフェイント→右ボディ→右アッパー→左ショート】※7:19~
《位置取り》
◆相手(マルチネス):赤
◆ロマチェンコ:青
※矢印はマルチネスが移動させられる方向

①ステップインと右リードフェイントで相手のタイミングを奪う
まずは自分のやりたいようにできる条件を整える作業です。
この時点でロマは自分から見て左側へマルチネスが移動してほしいと考えています。
②身体全体の軸をやや右に倒し、左半身を軸に右ボディ
そこで自分から軸を右に倒し、マルチネスが右へ移動するパターンを封じます。
右リードフェイントで顔面へ意識を集めたので、ボディショットから組み立てやすくなっています。
③マルチネスが左へ移動するのを見越し、反動を活かして同じ要領で右アッパー
最終的には反撃されずにターンを終えたいので、フィニッシュは顔面に持っていきたい。
ボディを狙う=頭の位置が近くなるということなので、スペースを作りたい。
そこで打ち込んだばかりの右拳を、今度は顔面へ突き上げます。
④マルチネスの上体が起きたところへ、右半身を軸に左ショート
右アッパーで終わるわけにはいきません。相手はロープ際にいます。
そうでなければ③で終わりでもいいですが、バックステップが使えない以上相手は状況を打開する方法を持ち合わせていません。
なので最後に左ショートを顔面に打ち込み、このコンビネーションを終えるわけです。
ここで僕のアカウントをフォローしている方なら耳に胼胝ができるほど聞いたワード、4スタンス理論の登場です。
ヒトの身体の使い方はA1、A2、B1、B2タイプに分類され、タイプによって得意不得意があるという興味深いものです。
B2サウスポーは体幹の稼働が収縮であることから、伸び上がるような左ストレートは打ちにくいという制限があります。
実際、ロマチェンコはパッキャオのようなギューンと伸びる左を打ち込みませんよね。単にリーチが短いからではなく、4スタンス理論上よろしくない打法なのです。
その代わり相手がロープ際に詰まって下がれない状況で、且つ左へ移動しようとしていれば、B2特有の収縮型左ストレートが綺麗に決まるわけです。
なのでこの状況においてロマチェンコは自分のタイプに合った条件を見事に揃えてこのコンビネーションを完遂したわけです。ノーダメージです。素晴らしい。
ちなみに、似たような状況で悲惨な目に遭う場合もあります。
ちょっとだけYoutubeでボクシングの映像を漁った方でもほとんどが見たことあると思います。
※追記※
下記はパッキャオをA1として解説を進めていますが、実際にはA2の可能性が高いようです。
Aタイプは共通して体幹の稼働が伸展であることから、A1をそのままA2と読み替えて差し支えないと思われます。
【B2によるバックステップ→右ワイドカウンター】※24:11~
このシーンにおける二人のポジションは上に載せたロマvsマルチネスのあの状況とほぼ同じですね。
パッキャオはA1タイプと考えられています。
A1タイプの体幹の稼働は伸展、つまりロマとは反対で身体が伸び上がるような動きの中でパンチを繰り出すと強打になります。
対するマルケスはおそらくB2タイプ。彼はカウンターの名手ですが、相手が踏み込んできたところを半歩下がったエネルギーでもって体幹を収縮させ、フックやアッパーで自在に迎え撃つ戦法が得意なのです。
これだけでもパッキャオとマルケスが異常に噛み合う理由の説明がつくと思います。
パッキャオは得意の体幹の伸展からの左ストレートを打ち込もうとしたところへ、マルケスによる半歩下がっての体幹の収縮を活かした右カウンターがジャストミートしてしまったということです。
じゃあどうしてロマのように右サイドから攻撃を展開しなかったのか。理由は単純で、必要以上に右サイドへ回ると得意の伸展型左ストレートが打てないからです。
【A1によるジャブ→伸展型左ストレート】※3:18~
【A1による左ヘッドスリップ→右ジャブ→伸展型左ストレート】※40:58~
これら2つのシーンからも分かると思いますが、パッキャオは相手の懐へ飛び込むように左ストレートを狙い打ちます。
バックギアの効きが悪いブローナーやフィジカルで劣るアルジェリなどにはこうして通用するのですが、どうもマルケスだけは…。
じゃあA1サウスポーはB2オーソドックスに対して分が悪いのか?決してそうではないと思います。
根拠はまだ見つけていませんが()
今回はこの辺にしときましょうか。動画も埋め込むと記事の長さが稼げますね!←
それではノシ